私たちの生活でお金は欠かすことのできないツールです。

現代では空気と同じくらい大切といっても過言ではありませんよね。

空気がなくなったら生きていけないのと同じようにお金がなくなったら生きていけません。

つまり一生涯なくてはいけないものがお金というわけです。

ということは亡くなるまで支給し続けるお金ほどありがたいものはないし、理解するべきものであることは想像ができると思います。つまり公的年金制度を理解することで将来を設計しやすくなることも想像できると思います。

少し公的年金制度についてお話しますね。

公的年金制度には大きく分けて2種類あります。国民年金と厚生年金です。

自営業者などは国民年金に加入しますし、会社員や公務員は厚生年金に加入します。

年金と聞いて皆さんが一番イメージするのはおそらく高齢者になったときに貰う年金ではないでしょうか。

この一般的にイメージする年金、つまり６５歳になったら貰う年金ですが、「老齢年金」と呼ばれています。

国民年金も厚生年金も老齢年金は原則として６５歳になったら貰うことができます。

しかし、この老齢年金以外にも障害者になったときに貰える「障害年金」や亡くなった方の遺族がもらえる「遺族年金」もあります。つまり公的年金制度はこのように万が一の時のためにも支援する制度となっています。

皆さんの長い人生の中で何事もなく無事に人生を終える事ができればそれは一番良いことなのですが、いつ障害者になるか分からないし、いつ大事なご家族が亡くなるか分かりませんよね。

最初にもお話しましたが、人生には空気と同じくらいお金は必要なものになりますし、どんな状況になろうとお金は必要です。

どんなリスクがあるかを想定することとそれに対する備えをしておくことが人生においてとても重要になります。

お金に対する備えでいうとまず、当てになるお金は何だろうと考えると公的年金がそれに当たります。

公的年金は万が一の時に貰えるお金ですし、支給される金額がある程度決まっています。

ということは、決まっている金額があるのであれば残りの不足するであろうお金の準備をするという考え方ができますよね。

例えば生命保険に加入するときをイメージしてみましょう。

仮にご主人が亡くなったときの事を想定して保険の契約をする場面をイメージしてみてください。

この場合も公的年金制度から自分に支給される遺族年金額が把握できていれば、あとは生活に不足する金額を保険で賄えばそれでいいという考え方ができると思います。

つまり、やみくもに保険の契約をしてしまうと無駄な契約内容になってしまい、無駄な保険料を払ってしまうことにもなりかねません。公的年金制度を理解していれば本当に必要な内容だけを契約することができ無駄な支出を抑える事ができますよね。

保険契約は一つの例ですが、人生において色んな場面で公的年金制度を理解し、そして人生設計に組み入れることでより支出を抑えられたり、または自分に何が必要なのかを理解することができるようになります。

ですので、公的年金制度を理解することは人生において非常に有効ではないかと常に感じております。

しかし、公的年金制度は非常に複雑です。

色んな方とお話をしていると「そんな制度があったんですね」「初めて知りました」などといった言葉をよく聞きます。

理解することで改めてご自身の人生設計を見直してみたり、考える良いきっかけになる方もかなり多くいらっしゃいます。

やはり理解することがリスクを回避することの第一歩なのだなと実感いたします。

公的年金制度を理解しご自身の人生設計を立ててみたい方や、その他資産運用について知りたいと思ってらっしゃる方などのご相談をお待ちしております。

分からいままの人生設計では壊れたコンパスのようなものです。方向を見失うのでは意味がありません。

より正確な人生設計を作ってみたいと感じられた方はお問合せお待ちしております。